歯の色が全く同じという人はいません。
そして車の色と違い、歯の白には色々な白があり、グラデーションも異なるのです。
基準となる歯の色というのが16色ほどあります。
通常だと、近い色を選んでオーダーするのですが、これだと見本に近いと色は合いますが、合わないこともあるのです。
歯科医院でよくある「思っていた色と違う!」というトラブルはこれが原因です。
(当院に来られるセラミックのやり直しも色調が原因であることが多いです)
基準を選んだうえで、一眼レフカメラによる口腔内写真を型採りの際に撮影することが必要です。
なおかつ1枚ではなく、数枚撮影して技工士に渡さないと、 歯を見ていない歯科技工士は色を合わせることは無理ですよね。
注:当院ではセラミックの種類によって撮影を行うものと行わないものがあります。
前歯で周囲と色を合わせるためには写真をもとに再現できる材料のセラミックを推奨しております。