「全力を出す」と聞くと当たり前に感じますが、実際はどうなのでしょうか?
まず時間はどうなのでしょうか?
セラミックなどの審美歯科治療を行うときにも、 担当の歯科医師は他の患者さんの治療も並行して行うことは全力でしょうか?
また、接着する際にどれくらい考えて接着しているかです。
専用のセメント(接着剤)を用いて、手間をかけて歯を入れているでしょうか?
当たっているところを削って接着剤を塗って、入れて終わり・・・ではセラミックは割れたり取れたりするのです。
尾島デンタルクリニックでは現在使用しているセメントの過程の1例では、調整終了後からでも
1.セラミックにエッチング(つきやすくする処理)
2.セラミックにセラミックプライマー(つきやすくする処理)
3.歯(土台)にエッチング(つきやすくする処理)
4.歯(土台)にセラミックプライマー(つきやすくする処理)
5.歯(土台)に接着プライマー(接着する直前の処理)
6.セラミックにセメント(接着剤)を塗布して接着
といった流れで、これだけでも6工程にもわたります。
この過程の間もずっと歯の周囲は防湿(乾燥)させなくてはいけなかったり、正しい位置に歯を入れるためのジグ(ガイド)も用意しています。
もちろん、歯科衛生士さんに調整を頼んだりは絶対にせず、担当する歯科医師が責任を持って調整・接着します。