型採りにも全力を

保険診療と型採りは全く異なります

理由⑥ 型を採るのに全力をだしている

歯の型を採るというのは非常に深いのです。


まず当院は採る材料から違うのです。


下記の絵を見てほしいのですが、右は保険診療で使われる「寒天アルジネート」という材料です。
全体的にピンクで温かいものと冷たい材料が連合しており、固まるのが早いのが特徴です。



左は自費診療で使われることが多い「シリコン」です。


色々な色があり、時間もかかるのですが、シリコンなので弾性があり、精密に型を採ることができます。


歯科医院によって考え方は違うのですが、 自費診療でも保険診療と同じ「寒天アルジネート」で型を採る歯科医院も多いのです。


「そんなに変わらないから」と言う歯科医師も多いのは残念なことです。


特にシリコンは材料代も高いので、症例数が少ない歯科医院は在庫がないのです。


考え方によりますが、 当院では自費診療を選択した患者さんに対して材料を安いものを使うということ自体が失礼だと考えているため、 一番良いと判断したシリコンで型を採っております。


また、歯科医師にも知られていない事なのですが、 せっかくシリコンを使って型を採っても固まるまでの時間を短く設定している歯科医院も多数です。


メーカーなどの種類にもよるのですが、3~4分では短いのです。


固まったように見えるのですが、完全に固まったわけではないのです。
高名な歯科技工士さんなどに聞いても皆さん、倍の時間を薦めてきます。


尾島デンタルクリニックでは患者さんに苦しい想いをさせて申しわけないのですが、6~8分という時間設定で行っております。


「たかが型取り」ですが、技術はもちろん、材料や時間も全力を出すことで「されど型採り」なのです。